フローレスは、ダイヤモンドの評価基準4Cにあるクラリティに直結したもので、内包物がない完璧な状態を示します。
最高評価です。
市場では超高価なダイヤです。
◆フローレスは4Cの透明度に関わる評価ランクの1つ。
ダイヤモンドの評価基準には4C(Color・Clarity・Carat・Cut)というものがあります。
このうちのClarityとは透明度のことで、ダイヤモンドの査定・評価ではこの透明度が重要なポイントの1つになります。
透明度は単に色の具合が透明かどうかではなく、キズ(ブレミッシュ)や欠損、インクルージョンと呼ばれている内包物がどの程度あるかが問題になります。
◆フローレスは希少でも、その下位の状態が買取に影響。
ダイヤモンドに欠損があったり、内包物が多量にあったりすると、ダイヤの輝きが失せてしまい評価が下がります。
当然ですが買取価格もそれだけ低くなってしまいます。
フローレスというのは、キズや内包物が一切ない状態のダイヤモンドのことで、透明度では最高ランクのダイヤという意味です。
鑑定書には「FL=フローレス」と記載されます。
FLは10倍に拡大しても内部・外部ともに内包物が見つけられない状態を指します。
◆ちなみにフローレスにもランキングがあります。
買取の際の参考として留めておきましょう。
上記に説明した「FL」のすぐ下のランクが「IF」といって、外部にはわずかにキズがあるものの、内部に関しては10倍に拡大しても内包物がない状態。
その下のランクは「VVS」、10倍に拡大しても内包物の発見が困難、その下は「VS」、次は「SI」、最下位の「I」では、内包物が肉眼で容易に確認できる状態を指しています。